またふとす!

また書きます。

象の置物を買った。

近くのスーパーにある雑貨屋で売られていたそれは、

上から蚊取り線香をいれるようになっていて、

蚊取り線香置きとしての機能を第一に保有していた。

しかしながら、うちの母は、

「花を生けてもいいし、ペン立てにもなるよね」

といった。

そんなわけで、野生の象は我が家にやってくることとなった。

 

今、僕の机の上に置かれたその象は、なんの機能も発揮していない。

ただそこにいる。

しかし、ただそこにいることの素敵さというものを、

ぼくは象から勝手に感じている。

何をしていなくても、そこにいるだけでいいもの。

人だって、そういうもんだろうと、この象を見ながら思う。

だからぼくは、ただそこにいてくれることのありがたさと、

うれしさと素敵さなんかをするめのようにかみしめる。

その味はこのじぶんを驚くほど勇気づけるものなのだ。