またふとす!

また書きます。

変化を楽しむ

小学2年のときに犬に噛まれたことがある。

ともだちとおにごっこをしていて、

無断で人の家の敷地に入ったぼくは番犬に襲われた。

鎖につながれた番犬をぎりぎりのところでかわしていたのだけれど、

その敷地を飛び出す際、膝裏をかまれたのだ。

病院で4針縫ったことが、

ぼくの人生で一番の大怪我だと思う。

そんなことを思い返すと、これまで本当に無事に生きてこれた気がする。

 

 

今日は、中部学院大学の体育館竣工式典に参加してきた。

式典のメインはリオパラリンピック閉会式で踊った、

片足のダンサー大前光市さんのパフォーマンスだった。

初めて見るそのダンスに、大前さんが片足で踊っていることを忘れる瞬間が、

何度もあった。

それくらい美しい時間だった。

ダンス後のトークでは、

そのパフォーマンスとは一転して、とても気さくな印象を受けた。

「交通事故で片足を切断したことは何かをなくしたわけじゃなく、

 じぶんが違うものに変化したんだと思っている」

と何度も話されていた。

「だから、その変化を楽しんだらいい」と。

大前さんだからこその勇気を与えるあたたかい言葉だと思った。

 

老いていくことも変化である。

そしてだれもが行く道なのだ。

そのことを嘆くよりも、楽しむ。

何かを失うことは、以前のじぶんではなく、

変化をしたのだと受け入れ、そのじぶんを楽しむ。

それはどんな状況であってもあきらめずに生きてゆく上で、

じぶんを支えてくれる希望のような考え方だと感じた。

また一つ、大事にしたい言葉が増えた気がした。