またふとす!

また書きます。

本のおもしろさ

ぼくは本を読むことが好きなほうだ。

読むのが早いわけでも、

多くの本を読んできたわけでもないけれど、

本の言葉で勇気付けられたり、救われたりした経験がある。

だけど、子どもの頃から活字が好きだったかというとそんなことはない。

たしか高校1年生くらいから、本格的に読み始めた気がする。

その当時は重たい内容のものより、

おもしろエッセイなどの軽いものを好んで読んでいた。

そこからいつしか小説を読むようになり、

いろいろな作家さんの世界に触れるようになったと記憶している。

 

本を読まない人に出会うことがある。

そんな読まない人に本のおもしろさを聞かれることがある。

ぼくは考えるけれど、

これまではこれといってよい答えが浮かばなかった。

なのでここでもう一度、考えてみることにしよう。

前述のとおり、本を読むことで救われたことがぼくにはある。

作者が、主人公が、じぶんと同じような悩みを抱えているんだとか、

じぶんと同じようなことが好きなんだとか、

大変な目に合ってきたんだとか、

それでも今日まで生きてきたんだとか、

たくさんの共感がそこにはあった。

大げさに言うなら、そこから生きる勇気をぼくはもらっていた。

 

また、本によって知らないことを知ることもある。

他人の人生を感じることや、

じぶんのまだ知らない世界を見ることが、

「ここ」にいながらに読書をとおしてできてしまうのだ。

言葉や文章から、ぼくは世界をイメージする。

それが完璧に作者の描く世界と合致するわけではない。

だけれど、それでいてぼくが想像する世界は、

たったひとつの世界としてぼくのなかに存在する。

それは本を読むことだけが魅せてくれるおもしろさの一つだと思う。

 

だからといって、本を読むことが高尚なことだとか、

読まない人はダメだとはまったく思わない。

人間の価値や本質はそんなところにはないと思う。

ただ、ぼくは本を読むことでじぶんが変わったと思っている。

言葉や文章から描くじぶんの価値観や世界が、

ぼくを変えてくれたのだと思っている。

ぼくにとってその変化はとても喜ばしいことで、

これからも変化できるじぶんでありたいと思う。

変化を恐れず、変化に飛び込む。

いっそのこと変化そのものであれ。

それは誰かが紡いだ物語に触れることで、はじまる。

そう思うと、本のおもしろさは「はじまり」にあるのかもしれないなぁ。